阡の客室空間
阡陌 - 阡(せん)

阡陌 - 阡(せん)

静けさに還る、一本の道。

田のあぜ道をまっすぐに伸びる、小さな道「阡」。
その言葉が示すように、ここには日常からゆるやかに距離を置き、自分自身へと還るための静かな時間が流れています。

丹波篠山の田園に寄り添う建物は築150年を数える旧呉服商家。城下町の古民家の趣を活かし丁寧に改修された空間。太い梁や土壁、木の質感が、時を重ねた美しさをそのまま伝えます。高く抜けた天井とやわらかな陰影が、空間に深い余白をもたらします。

風の音、光の移ろい、季節の気配。
ただ過ごすだけで感覚がほどけていく、静謐な滞在がここにあります。

陌の客室空間
阡陌 - 陌(はく)

阡陌 - 陌(はく)

出会いがひらく、交わりの余白。

あぜ道とあぜ道が交わる場所「陌」。
人や風景がゆるやかに行き交い、自然とつながりが生まれる場を意味します。

この空間は、閉じすぎず開きすぎない絶妙な設計はどこか懐かしさもあり、土地との距離をやさしく縮めてくれます。そして、外へと視線が抜ける間取りや共有の余白が、丹波篠山の風景や人の気配を身近に感じさせます。

町を歩き、食を味わい、再びここへ帰る。
その往復の中で、小さな出会いや発見が静かに積み重なっていきます。

ひとりの時間も、誰かと交わる時間も、どちらも心地よく受け止める場所です。

八十一の客室空間
八十一(やそいち)

八十一(やそいち)

数えきれない豊かさに、身を委ねる。

重なり合うことで生まれる豊かさを意味する「八十一」。
ひとつひとつは控えめでありながら、その積み重なりが深い満足へとつながる——そんな思想を体現した宿です。

丹波篠山の町並みに溶け込む建物は、古民家の骨格を活かしながら現代の感性で整えられた空間。梁や柱の力強さに、光と動線の設計が重なり、静けさと洗練が共存します。素材の質感と陰影が、空間に奥行きと品格をもたらします。

朝の光、昼の営み、夜の静寂。
外の豊かさと内の静けさを行き来することで、この土地ならではの深い余韻が心に残ります。